令和になって初めて誕生した令和島はじめ、関係各所のご協力の元、普段見ることができない場所を訪れ、大田区の特徴の一つ「人工島」を探検します。<終了いたしました>
【見どころ】
①令和島
新たに大田区に編入された中央防波堤埋立地の町名を一般公募し532件もの応募がありました。
応募の中で最も多かった町名案が「令和島(れいわじま)」で、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められた「令和」に改元された年に帰属が決まりふさわしいとして選ばれ、大田区議会の議決を経て令和2(2020)年6月1日に住居表示。「令和」を含む地名は全国初。令和島は城南島から海底トンネルでつながっており、面積は約103.5クタール(東京ドーム22個分)。令和島内にある『中央防波堤外側コンテナふ頭』は、国内最大のコンテナ取扱量を誇る東京港で最も新しいコンテナ埠頭としてさらなる整備が進められています。
②城南島
昭和54(1979)年に「城南島」に町名が確定・大田区へ編入。工業専用地域として工業団地等が立地していますが、公園も多く、特に東
京港に出入りする大型船や羽田空港を飛び立つ飛行機を間近に見ることができる『城南島海浜公園』は知る人ぞ知る観光スポットです。
③平和島
昭和42(1967)年に「平和島」に町名確定・大田区に編入。流通業務用地として多く活用されています。平成20(2008)年に開館した
『大森 海苔のふるさと館』は、海苔の本場とも称されたこの地の歴史と記憶を、都内初の区立海浜公園である『大森ふるさとの浜辺公園』
とともに今に伝えています。
④京浜島
昭和49(1974)年に大田区に編入、昭和50(1975)年に町名が「京浜島」に確定。工業専用地域として工業団地等が立地しています。
島内にある『大田清掃工場』は旧工場(第一工場)と新工場があり、それぞれ、平成2(1990)年、平成26(2014)年に竣工。ともに600トン
/日の焼却能力を持っています。
⑤昭和島
昭和42(1967)年に「昭和島」に町名確定・大田区に編入。工業専用地域として鉄工所を中心に工業団地を形成していています。『昭和島車両
基地』は、昭和39(1964)年にモノレール浜松町駅-(旧)羽田駅間開業と同時に供用開始。東京モノレールで唯一の車両基地であるため、
営業時間以外は全ての車両が本基地に滞在しています。
⑥羽田空港島
江戸時代後期、羽田村沖の干潟が新田開発を目的に干拓され、後に羽田鈴木町、羽田穴守町、羽田江戸見町になりました。昭和20(1945)年9月21
日、GHQの48時間強制退去令により約3千名の住民が立ち退きを余儀なくされました。その後沖合展開事業等によりこの土地は空港跡地となり、
その第1ゾーン(第一期事業用地)を大田区が国から購入。令和2(2020)年、『羽田イノベーションシティ』としてまち開きしました。